2020年10月26日月曜日

レーザー中部選手権

今年度初の県外遠征から無事帰ってきました。

今大会は2日連続でよく風が吹きタフなコンディションとなりました。

特に2日目は20ノット前後の風で3レース。

時期的にまだ寒くないとはいえ泣きのはいるレースでした。チーム津工業も村松、片岡、森川の3名は2日目R4で無念のリタイア。

こういったコンディションでリタイアしたとき選手の立場だったらどう感じるでしょうか?

強風で体力がなくなり、腕にも足にも力が入らなくなった状態です。おそらく人を相手にするスポーツでここまで体力を使い果たすことはないでしょう。

ヨット競技は全て自身で決断しなければいけません。しかし、いざレースとなるとなかなかその判断を自分でする。というのは難しいです。

何のために来たのか、周りでレースしている選手がいるのに自分だけ帰るのか。

しかし、他者からリタイアを促されると、どこかホッとしてしまう。リタイアする行為は正しい判断でしょう。ただ、帰り始めると徐々に悔しさがこみ上げてくるものです。

自分の無力さというか、何というか。

同級生や自分よりはるかに体格が小さい子が頑張っているのに、自分だけ逃げるのか。

スキルは絶対に必要で、スキルがないのにチャレンジするのはただの無謀です。それと同時に自分には無理。と決めて自身を信じられなくなっても悪循環。

レースの結果よりも何よりも精神力を試されるのが自然を相手にするヨットの特徴です。

今回の悔しさを今後の糧としてほしいと思います。

どんなに速い選手でもそういった悔しさは経験しているはずです。

自身にもあります。20年前の3月のことですが、明確に覚えています

一方、黒田の優勝や何とか全レース走りきった北方、阿部もよく頑張りました。

これは全員に言えることですが、来た時よりも明らかに成長しました。

ヨットも人間性も。来たときと帰るときの表情に変化を感じます。

高校生の吸収力には驚きます。あとは継続力でしょうか。

「あの日があったから今がある」と言える日が来るはずです。

私もあの日と比較したら、他のことは大抵何とかなる精神力を身につけました。

来週はダブルハンドです。



https://drive.google.com/file/d/1K-aCgj8IX1ehlHJl1ITBvPszluRHYUak/view?usp=sharing

2020年10月25日日曜日

レーザー 中部選手権DAY1

 今週はシングルチームを連れて蒲郡に遠征しております。

昨日の初日は10〜18ノットの中〜強風で3レース行われました。

今大会はシニアの選手も多く参加しており、50艇弱のエントリーがあります。津工業からは1年3人。2年3人の合計6名で遠征。

それぞれレースを楽しんでいるようです。

もっと楽しむためには...

練習の成果を100%出し切ること。

そのための準備。

今日も良い風吹いてます!




2020年10月17日土曜日

成長の証

 少しずつ寒さを感じる日も増えてきました。

ヨット界の方では学連(大学ヨット)がいよいよ賑わってきております。
コロナにより、例年とは少し時期も変わってきておりますが、各水域の予選が開催されて全日本インカレの出場校もほぼほぼ出揃ってきました。
本校ヨット部も3年前より大学へ進学者も増え、ついつい気になってしまいます。
というのも自身も学連出身ですが、人生で最も濃い4年間であったと確信しています。
まだ35年しか生きておりませんが。。。
それを裏付けるかのように大会には選手、監督、コーチ、サポートメンバー、応援団や
チアリーダーから家族まで多くの観戦者で溢れ、50年以上昔のOB.OGまで駆けつけます。
全国の予選を勝ち上がった大学から470級72艇、スナイプ級72艇がエントリー。
日本一の大学ヨット部を決める。まさに伝統の一戦と言えます。
会場の緊張感からくる独特の雰囲気は忘れられません。
そのような最高峰の場に津工業OBが参加する可能性が出てきたからには応援に行かない
わけにいきません。
絶対に行きたい。ここのところ密かに計画を練っていました。
例年は全日本レーザーとブッキングするので行けないのですが、日程変更で今年は行ける!

それなのに。。。今年はコロナ対策で応援NG。
残念でなりません。
個人戦だけでも見に行こうかと検討中です。
蒲郡なので海から行こうかなと。。。





それぞれ4回生のために。
チームのためにできることを頑張ってほしいです。
決戦まで残り10日ほど、戦いの地は和歌山です。


先輩に負けずに現役も頑張らねばですね!!

※ウェブバージョンで見ないと動画入りません↓




2020年9月28日月曜日

気付きと行動。

最近、随分と季節がすすみ、朝晩は涼しく感じる日も増えました。

先日行われた東海420、シングルは無事大会を終え、各々感じるところがあり、 今後に向けて良い刺激になったかと思います。

いろいろな課題がありますが、練習ではできていたことができなかった。

という振り返りを聞くことがあります。

なぜ練習通りにできないのか? 練習してきたことが本番で失敗してしまう。忘れてしまう。

要因は様々あると思います。

レース経験が不足している。緊張した。など。

もしかしたら、練習でできていたと感じていた感覚がそうではなかったの かもしれません。

いずれにせよ、練習以上の力は出せない。ということはたしかです。

練習は本番のように。本番は練習のように。

自分たちはどうであったのか?

言葉は簡単に選べますが、根本的な原因に気付くのはなかなか難しいです。

海の上のみならず、学校生活や、私生活、多くの瞬間に気付きと行動が伴ってくると変わってくるのかなと感じます。

2020年9月17日木曜日

今年度初戦!

 ご無沙汰しております。

ヨット部としての遠征を取りやめたJOCからはや1ヶ月が経過しました。

目標としていた大会が次々となくなり、先が見通せない日々が続きましたが、

いつか来るであろうその時のために選手たちはコツコツと練習を積んできました。

そして今週末の4連休後半の月曜日、火曜日にいよいよ大会が開かれます。

開催地は地元の津です。

大会といっても、今の時期、我々もそうですが、代交代して間も無く技術的には

まだまだ。無事ゴールできるのか?!

といったところ。

今ある目標に向かってそれぞれ頑張ってほしいと思います。

コロナウイルスも収束したわけではないので、感染防止対策をしっかりと

行い安全第一で戦いたいと思います。

海の上でも陸の上でもノーインシデント、ノートラブル。

初レースであったり、久しぶりの大会であったりで緊張するかと

思いますが、みんな日頃の頑張りを発揮してほしいと思います!


2020年8月7日金曜日

パート2 言葉にならない。

県大会の話の続きです。

毎日悩みこむ日々を送ってきたことの発端はやはり、コロナ。
インターハイ、国体を奪っていったコロナです。

我々は8月和歌山開催のJOCにエントリーしておりました。
開催発表はちょうど学校も再開されたタイミングであり、学校も部活動も平時を取り戻し始めた頃合いで、目標を失った選手たちに、わずかな光が見えました。
当初は諦めていた選手も、練習を再開すると出場への思いが強くなっていきました。

結果に囚われずこれまで積み上げてきたものを全部出し尽くす。
そういう思いでやってきました。

しかし、またも感染者数の増加。
日を追うごとに悪くなる状況。。。
選手は参加したがっている。
これは間違いなくそうです。どう考えても出場したい。その気持ちは一番知っているつもりです。

苦しい時も楽しい時も知っているだけに、どうしても判断ができず毎日のニュース等で状況を見守ってきました。このことを考えない日は1日たりともありません。

自身が考えうる全てのリスクを伝えた上で保護者と相談してくるよう伝えてきました。
その結果、出場の意志を表明した選手も出場を見送った選手もおります。
どちらの判断も本当に勇気のいる決断であったと思います。

出場することが良いことであるとか、悪いことであるとか。
そういうことではないと思います。

世の中では色々なことが言われておりますし、正直何が正しいのかわからない。

このような状況が2週間近く続いていたのです。
出場か見送りか。見送りに傾きかけたその時に、ついに県からストップがかかりました。
学校として参加を見送ること。
この一言で決着してしまいました。
正直、ホッとした部分もありました。
最近の情勢からしてある程度覚悟していたことでもあります。
しかし、現実的に考えると今年で3度目の「無」でした。
選手には伝えましたが、何を喋ったのか覚えていないくらいまともな説明ができませんでした。

自分も無になってしまうという指導者として未熟さを感じずにはいられませんでした。




2020年8月4日火曜日

パート1 こみ上げるもの。

先週は3年生だけの県大会が行われました。
全員シングルハンドで。
みんな頑張っており、最高の笑顔を見ることができました。
今年の3年生は間の世代と呼ばれ、優秀であった昨年の3年生と比較すると
お世辞でも良いとは言えない。そんな学年でした。

リーダーシップを取ろうとする者がおらず、個人プレー。

自分が楽しければそれで良し。それぞれが我が道をいく。
1年次より上級生に頼りきり、キャプテンもなかなか決まらない始末。

そんな4期生も最後にはしっかりと成長してくれました。
それぞれのカラーがあり、それぞれ良い味を出しています。

後輩たちからの信頼がある。これが何よりの答えではないかと思います。


そしてみんなの笑顔。
当日の写真(300枚近くあります。)は生徒のクラスルームの共有ファイルから
ダウンロードできます。それぞれ最高の場面を切り取ったつもりです。
親御さんはお子さんに直接もらうか、私の方まで連絡いただければお渡しできます。

引退の日は昨年からスタートした追い出し会。予定は20日とのことです。

この話には少し続きがあります。

この話のせいで考えては止め、考えては止め、答えの出ない問題に毎日苦悩の日々を送っておりました。
続く。。。












2020年6月27日土曜日

記憶と記録。

学校再開から1ヶ月が経過しようとしています。
ヨット部も新入生を迎えてからバタバタと活動しております。
明日からはテスト勉強期間として2週間程度海はお預け。
ヨットと艇庫を片付けました。


ついこの前、学校が始まったのに1日からはもう期末テストです。


新加入の1年生は覚えることがいっぱいです。
艤装や名称、クラブのルールやハーバーの使い方等々。。。
最初は経験的に理解していくことが大切かなと思います。
今は安全に乗れることが大切で、そのために必要な知識を学び、理解していく必要があります。
それでも少しずつ上達してきており、頼もしいです。

2年生は1年生への指導をしつつ、自分たちの練習も少しずつ進めています。
今はそれぞれテーマを持って練習しようということで各々の課題に取り組んでいる?はずです。
上級生は質で勝負したいところです。

今日の課題や感じたこと、掴んだことをテスト明けにつなげられるよう記録をとっていくと効率も上がるはずです。
乗り込めれば記憶できますが、乗り込めない今だからこそ、記録することで補っていければなと思うのです。
携帯のメモに単語だけでもキーワードをいれておけば随分違うように思います。
携帯のToDo機能を使っても良いかな?と感じた今日でした。










2020年6月18日木曜日

梅雨。

今日は雨。涼しかったですが。。。
梅雨らしい天気です。

ヨット部は雨の日、基本フィジカルトレーニングを行います。
競技的に言うと雨でも雪でも大会は開催されます。
レースがないのは視界不良と雷くらいです。
なので雨の日の海上練習は必要ではあります。

しかし今の状況では海に出ても練習にならないので陸トレです。

今年のスポーツテストの結果を見ているとコロナの影響は深刻で
所属クラブに関係なく、どの学年も軒並み結果は低調です。

もちろんコロナ中の過ごし方によって個人差がより大きくなっていることも気になります。

トレーニングの方はというと、1年も2年も頑張っていました。
短調になりがちなトレーニングも声をかけあって有意義に過ごすことができて
いたように感じます。しっかりと継続していけば少しずつ結果に現れてくると思います。

個人的には2年生も1年生も体力に差があるなという印象はあります。

自分の弱点を把握して自主トレに活かしていくことができれば良いのですが。。。

フィジカルはゆっくりですが確実な差になり、最後はそこの勝負になってきます。

これに気づくのって意外と難しいです。


フィジカルが大事になってくるコンディションで乗れるようになるのには時間が
かかりますからね。。。

技術も知識も体力も同時に高めていくことが大切ってことです。

明日も雨?




takumi集中講義受講中。
先日選手同士で教えながら練習していました。
これが上手くなる最高の方法だと思います。
選手が悩んでいる課題の答えは一番近くにいる選手が一番知っています。

クラブもチームとして進化していかなければいけません!



2020年6月15日月曜日

日常!

コロナ休校が終わり、学校が再開されて半月が経過しました。

学校も平常授業が行われ、少しずつ日常が戻ってきたなと感じます。

ヨット部の方はと言うと、6月10日のXDAYまではNo OFFで頑張ってました。。。

6月10日は部登録の日なんですよね。

新年度が始まってから部登録日までは勧誘一本で頑張ります。

コロナにより、目標としていたインターハイを始め全ての大会が延期、中止となる中で何を目標に活動を進めていくのか。
本当に悩んでおりました。

特に3年生は引退のタイミングもうやむや。ややもすると流れ解散になってしまうのではないかという不安すらありました。
結局、部で集まる機会も持てず6月1日を迎えてしまいました。

そこで10日までに勧誘で80人乗せる!という目標を立てて走ることを決めたのでした。

毎年、クラブ勧誘は一つのイベントとして大切にしています。

個人種目のヨットですから、1年生が仮に0であったとしても自分たちには
何の影響もないように感じます。
むしろ何の興味もない後輩に気を使いながら話してみても、「いや、いいです」と一声で
終わる時の悲しさは自分もよくわかっているつもりです。
少なくとも自分自身が知っていて興味のあることを否定されるのはいい気分ではない。

じゃあなぜこだわるのか?

ヨットの速さだけで大人にはなれないからです。

確かに努力をして、ヨットの競技力が高まる、すごいと言われる選手になって結果を出したら誇れることです。
しかし、その競技も選手も努力したことさえも誰も知らない、誰も応援していない。こんな選手であったとしたらその結果に価値はあるのか??

それだったらそんなにヨットは速くなくても、多くの人が知っていて、応援される選手の方がよっぽど幸せであって将来必要な力を持っているんじゃないかと思います。

知られていないけど面白いヨットを知ってもらうためにみんな必死で喋ります。
インターハイで入賞していようが、世界選手権に出ていようが、何も知らない1年生は
厳しいです。まさに「誰?」って感じのスタンスでいます。
現役の2、3年生は営業職のようです。まさに飛び込み営業。

競技力だけで人の価値なんてものは何も高まらないし、その過程で得るものを大切にしていきたいです。

高校を卒業して、どのような環境にあっても自分を他人に知ってもらえていて、
がんばれよ!って応援までしてもらえる人になれたなら、これ以上にない幸せだと思っています。
社会人になったら、周囲の人間99%は自分のことを誰も知らない世界に飛び込むわけで。
相手を知って、自分を知ってもらって。協力していかなければなりません。

とまあ方針を長々と記述しましたが、結果、延ですが体験は50名弱に終わりました。
目標は達成できなかったけど、よく頑張ったと思いますし、後半には工夫もみられてきて成長も感じました。
そして新たな選手が12名産まれ、30名の組織となりました。

12日は戦いの後の休息をとり、13日から新たなスタートを切ったわけです。


そこからはそれぞれの目標に向かって再スタートです。
3年生は進路対策のためにお休みに入りました。
1年生対応で応援にはきてくれており、これが大変に助かる。
もちろん主軸は進路ですが。

2年生は新たな目標に向かって走り出しました。大目標はまだですが、当面は3年生を
超えて8月のJOCを迎えること。
とは言ってもまずは1年生を独り立ちさせるために頑張っています。

練習というにはほど遠い状況ではありますが、コロナ明けで今は0に戻ってやり直しです!
それでも海に出られるというだけでも気分は上がりますね!!



これからも津工業高校ヨット部をよろしくお願いします。













2020年6月1日月曜日

学校再開!!

前回、自宅学習と書いた投稿からちょうど1ヶ月。

本日より、ついに学校が始まりました!

同時にクラブ活動も再開となりました。
ちょうど一年前の今日は県総体が終わり、東海総体に出場するメンバーが決まった日です。
県総体から東海総体までの3週間でインターハイ出場をかけて最後の追い込みをかける
時期です。

勧誘にしても、桜の下でヨットを展示し、勧誘のビラ配り等をしているところですが
今年は部紹介もなく、体験会の案内も全て直接声をかけて回るしかありません。。。

こうした難しい状況ではありますが、部員一同団結して今年の体験会を成功させてほしいと
思います。ピンチはチャンス!!

今日はどんより曇り空でしたが、明日は天気も良さそうでがんばりどころです!


今日は目標の話をしました。

目標に向かって走る時間は成長するチャンスがある時間です。

高い目標を持てば持つほど努力も必要かと思いますが、自身に返ってくる力も大きくなります。

達成できたか、できないか、は結果であってその過程はとても大切であると。

誰でも言うし、どこでも聞くような話ですがその通りであると思います。


コロナで選手達の活動も大きく変わってしまいました。
3年生は特にこれから!という時でした。
今まで我慢してきて、これから全国で大活躍するはずでした。
おもしろい1年になると確信していただけに、非常に悔いは残ります。

ただ、その過程で学んできたこと、成長してきたことを残りの活動にぶつけてほしいと思います。

明るく、楽しく、前向きに!!











2020年5月1日金曜日

自宅学習

JSAFからの教材です。






おうちでできるトレーニング




バーチャルレガッタ

バーチャルレガッタの説明、セーリング連盟 E-Sailing 委員会




Webルールクイズ
http://comanta.sakura.ne.jp/sailing-rule-quiz/stage001bartoli.html
※反響が予想を大幅に超えておりシステムがオーバーフロー気味になっております。
 招待メールが飛ばない場合には、1日待ってから再度チャレンジしてみてください


バーチャルレガッタは意外と奥が深いです。


2020年4月27日月曜日

インターハイ。

皆さんご存知の通り2020年の全国高校総体(インターハイ)の中止が決定しました。
自分自身も受け入れられず、悔しさで溢れています。

素人で、勧誘されてヨットを体験し、入部して、2年間。
冬が終わり、春が来て、いよいよ自分達のシリーズが始まる3年生。
3月には浜名湖で東日本大会、5月にはジュニアオリンピックカップ。月末には県総体で東海総体のメンバーが決まり、6月東海総体は運命のインターハイ予選。
そして7月から8月にかけて和歌山の事前合宿。お盆にはインターハイがあり、昨年を上回る団体戦メダルの獲得、優勝を狙っていた選手もいます。

新たなシーズンが始まる実感を感じる3月に活動休止が決まり、延長に次ぐ延長。4月に入ってからは、「中止」という最悪のシナリオを想像していなかったわけではありません。今だから話せますが、会議もたくさんあったし、東海総体や県総体の事実上中止も決まっておりました。それでも本大会が開催された場合の選考方法やスケジュール調整を各組織で最後の最後まで検討しておりました。
知っていることも多かったが故にここに書き込むことを控えておりました。
選手になんと言っていいのかわからずでした。
始業式の日に部員を集めていつ活動がスタートしても良いように準備を。。。と伝えることが精一杯。
選手のこと、部活動のこと、色々と考えさせられる2ヶ月間でした。

26日に可否が決まり、現状を鑑みてインターハイはできないと決定しました。


津工業高校でも他の競技は選手権等、12月頃まで大会があるので3年生は引退しませんがヨット競技は10月の国体となります。
こちらも現在開催の可否を考えているところであると思います。
世界選手権も延期となっており、代表選考も含めてストップ状態。
コロナの状況次第ですが、3年生大会を検討する動きもあります。

これが今の現状です。

これだけは言えるのですが、健康あってのスポーツですから今は健康な状態を維持する
ことが第一に優先されることは言うまでもありません。
ここまで積み上げたスキルや行動はやってきたこととして力になっているし、
その力はどのようなことがあっても裏切りません。

そしてこれからのために、来たる日に向けて準備する。
2年生は当然ながら、3年生もです。
最後まで可能性を信じていこう。

これを見ている新入生はいないかもしれませんが、見ていたとしたら
是非ヨットに乗ってみて、一緒に活動していける仲間になりたいですね!!






2020年3月15日日曜日

コロナDAY15

コロナウィルスで学校、部活がなくなって約半月がたちました。
部員はトレーニングはしていると信じて、こちらはせっせとメンテナンスしています。
最近まではジブシートやスピンシートといったロープの予備を作ってました。
ロープ類も言ってしまえば(ヒモ)ですから、変形して滑ったり切れたりします。
ちなみに帆(セール)を直接出し引き(トリム)するロープをシートと言います。それ以外はロープです。
ロープもそのまま使うのでなく、スプライスといって編み込んだりテーパーかけたり、繋いだりして作成します。切れたら洒落にならないので丁寧に。。。
ゆえに一本、1時間くらいかかってしまいます。
夏の時期にこういう時間はなかなかとれないので、ひたすらチクチクやってました。
艇の方はガスケットの交換。これは少しでも割れていると激遅になるので張り替え。
マル秘?のセットアップ。最初が肝心で壊れやすい部分に補強をいれたり、交換したり。新しかろうと古かろうと、ガタガタしてたら良くない。基本はビシッ!で。極端な話、数値的なセッティングより大事だと思います。

堀Tは水漏れ艇にネバネバコーキングと格闘し、泣きそうになりながら仕上げてました。
今は一艇ずつチェックを開始したところで2艇目。

ヨットも車と同じで消耗品のパーツがたくさんあり、壊れてしまうまえに交換していかないと大変なことになります。車は警告灯が点きますがヨットは目視です。
選手がその目を持てるのがベストですが、経験もいるためなかなか難しいのが現状です。

昔話になりますが選手時代、津工業ヨット部では一年生でも乗らないような艇に乗っていました。すぐ壊れるし、水は漏れるし。結構悩みました。
学生時代10年目にして念願の新艇に乗せてもらった日の感動は今でも覚えています。毎日乾拭きしてました。
そのためか艇を大事に使う意識は人よりあると思います。

艇の新旧で優劣がつくとは思っていませんが、新しい艇のアドバンテージは壊れる心配が少ないことです。
そのアドバンテージを保つためにも、このメンテナンス期間を大切にしていきたいと思います。
乗り手には大事に使う意識を持ってほしいと思います。

2020年3月1日日曜日

最高の思い出。宙を舞う。

本日は3年生の卒業式でした。
春のような暖かさで穏やかに晴れる日、ヨット部3年生、19名も無事卒業。
卒業式も終わり、後片付けをしていると、ポロポロと挨拶に来てくれる生徒たちが。
外にはみんなが来てくれていました。



全員と握手しました。
彼らも大変だったでしょうが、こちら側もそこそこ大変でした。
個性の強い多くの子どもたちとやっていけるのか。
スキルも思いも様々で、右を立てれば左が立たず。左を立てれば右が立たず。
ほとんどの生徒の泣きべそも見させてもらいました。
自分も数回見せたかもしれませんが。。。
それだけぶつかってきたのか、悩みに悩ませてくれました。

その分、全員とのやり取りを鮮明に覚えています。
時間を守らない、自分勝手、物を大切にしない、ペアを仲間を大切にしない、
自分の可能性を信じない、自分の弱さと向き合わない。大会前に怪我をする。
まだまだありますが、こうした行動には厳しく向き合ってきたつもりです。

どう言えば伝わるのか。
どう考えているのか。
なぜわかってもらえないのか。

二度とこんな思いはしたくないなと。
正直思ったりもしていました。

しかし、子どもたちはそういう思いを吹っ飛ばすこともしてくれるんですね。







胴上げまでされちゃいました。
ほんとありがとう。

インターハイ優勝して、胴上げしてくれよ。と笑いながら伝えたのも覚えていますし、インターハイ最終日、閉会式後にいつまでも帰ってこず、怒って帰ったのも覚えています。

ほんっっっと色々あった。

その中で私自身も失敗と後悔と反省。

その度に子どもらに助けられているんだなと。

本当に最高の思い出となった今日でした。

また頑張れそうです。

その後はみんなで焼肉キングだそうです。

たらふく食べて、しゃべって、笑って、エネルギー溜めて、次のステージでも大活躍してほしいなと思います。

ご卒業おめでとうございます!!










2020年1月16日木曜日

継続。

すみません。
また更新をサボりくりかえしました。


以前の更新は11月のALLJAPANでした。
ときは流れ2ヶ月近く放置となっておりました。
その間遠征も全日本420、年越し、西日本420と参加してきました。


今現在、少し一段落したところ。と言いたいですが...
残った年度内遠征の段取り、年度末に向けて書類整理と残務処理、次年度の強化方針や計画等、バタバタと毎日が過ぎていきます。


津工業ヨット部の近況を報告すると、それぞれのカテゴリーでそれなりの規模の大会に
多くの選手が出場しました。
初レースという選手が多いなか、準備~レース~片付けと一連の経験を積んできました。


選手は自分の可能性も無力さも楽しさも悔しさも全部感じてきました。
総じてネガティブな感情より、ポジティブにとらえている部分が多いように見えます。


大切なことは、この経験を糧にどう変われるか?ではないでしょうか。


地道に我慢強く、粘り強く、継続していきたいところです。
選手それぞれの主体的な行動に期待。


それはブログも同じでしょ、と言われてしまいそうです。。。