コロナ休校が終わり、学校が再開されて半月が経過しました。
学校も平常授業が行われ、少しずつ日常が戻ってきたなと感じます。
ヨット部の方はと言うと、6月10日のXDAYまではNo OFFで頑張ってました。。。
6月10日は部登録の日なんですよね。
新年度が始まってから部登録日までは勧誘一本で頑張ります。
コロナにより、目標としていたインターハイを始め全ての大会が延期、中止となる中で何を目標に活動を進めていくのか。
本当に悩んでおりました。
特に3年生は引退のタイミングもうやむや。ややもすると流れ解散になってしまうのではないかという不安すらありました。
結局、部で集まる機会も持てず6月1日を迎えてしまいました。
そこで10日までに勧誘で80人乗せる!という目標を立てて走ることを決めたのでした。
毎年、クラブ勧誘は一つのイベントとして大切にしています。
個人種目のヨットですから、1年生が仮に0であったとしても自分たちには
何の影響もないように感じます。
むしろ何の興味もない後輩に気を使いながら話してみても、「いや、いいです」と一声で
終わる時の悲しさは自分もよくわかっているつもりです。
少なくとも自分自身が知っていて興味のあることを否定されるのはいい気分ではない。
じゃあなぜこだわるのか?
ヨットの速さだけで大人にはなれないからです。
確かに努力をして、ヨットの競技力が高まる、すごいと言われる選手になって結果を出したら誇れることです。
しかし、その競技も選手も努力したことさえも誰も知らない、誰も応援していない。こんな選手であったとしたらその結果に価値はあるのか??
それだったらそんなにヨットは速くなくても、多くの人が知っていて、応援される選手の方がよっぽど幸せであって将来必要な力を持っているんじゃないかと思います。
知られていないけど面白いヨットを知ってもらうためにみんな必死で喋ります。
インターハイで入賞していようが、世界選手権に出ていようが、何も知らない1年生は
厳しいです。まさに「誰?」って感じのスタンスでいます。
現役の2、3年生は営業職のようです。まさに飛び込み営業。
競技力だけで人の価値なんてものは何も高まらないし、その過程で得るものを大切にしていきたいです。
高校を卒業して、どのような環境にあっても自分を他人に知ってもらえていて、
がんばれよ!って応援までしてもらえる人になれたなら、これ以上にない幸せだと思っています。
社会人になったら、周囲の人間99%は自分のことを誰も知らない世界に飛び込むわけで。
相手を知って、自分を知ってもらって。協力していかなければなりません。
とまあ方針を長々と記述しましたが、結果、延ですが体験は50名弱に終わりました。
目標は達成できなかったけど、よく頑張ったと思いますし、後半には工夫もみられてきて成長も感じました。
そして新たな選手が12名産まれ、30名の組織となりました。
12日は戦いの後の休息をとり、13日から新たなスタートを切ったわけです。
そこからはそれぞれの目標に向かって再スタートです。
3年生は進路対策のためにお休みに入りました。
1年生対応で応援にはきてくれており、これが大変に助かる。
もちろん主軸は進路ですが。
2年生は新たな目標に向かって走り出しました。大目標はまだですが、当面は3年生を
超えて8月のJOCを迎えること。
とは言ってもまずは1年生を独り立ちさせるために頑張っています。
練習というにはほど遠い状況ではありますが、コロナ明けで今は0に戻ってやり直しです!
それでも海に出られるというだけでも気分は上がりますね!!
これからも津工業高校ヨット部をよろしくお願いします。