2020年10月26日月曜日

レーザー中部選手権

今年度初の県外遠征から無事帰ってきました。

今大会は2日連続でよく風が吹きタフなコンディションとなりました。

特に2日目は20ノット前後の風で3レース。

時期的にまだ寒くないとはいえ泣きのはいるレースでした。チーム津工業も村松、片岡、森川の3名は2日目R4で無念のリタイア。

こういったコンディションでリタイアしたとき選手の立場だったらどう感じるでしょうか?

強風で体力がなくなり、腕にも足にも力が入らなくなった状態です。おそらく人を相手にするスポーツでここまで体力を使い果たすことはないでしょう。

ヨット競技は全て自身で決断しなければいけません。しかし、いざレースとなるとなかなかその判断を自分でする。というのは難しいです。

何のために来たのか、周りでレースしている選手がいるのに自分だけ帰るのか。

しかし、他者からリタイアを促されると、どこかホッとしてしまう。リタイアする行為は正しい判断でしょう。ただ、帰り始めると徐々に悔しさがこみ上げてくるものです。

自分の無力さというか、何というか。

同級生や自分よりはるかに体格が小さい子が頑張っているのに、自分だけ逃げるのか。

スキルは絶対に必要で、スキルがないのにチャレンジするのはただの無謀です。それと同時に自分には無理。と決めて自身を信じられなくなっても悪循環。

レースの結果よりも何よりも精神力を試されるのが自然を相手にするヨットの特徴です。

今回の悔しさを今後の糧としてほしいと思います。

どんなに速い選手でもそういった悔しさは経験しているはずです。

自身にもあります。20年前の3月のことですが、明確に覚えています

一方、黒田の優勝や何とか全レース走りきった北方、阿部もよく頑張りました。

これは全員に言えることですが、来た時よりも明らかに成長しました。

ヨットも人間性も。来たときと帰るときの表情に変化を感じます。

高校生の吸収力には驚きます。あとは継続力でしょうか。

「あの日があったから今がある」と言える日が来るはずです。

私もあの日と比較したら、他のことは大抵何とかなる精神力を身につけました。

来週はダブルハンドです。



https://drive.google.com/file/d/1K-aCgj8IX1ehlHJl1ITBvPszluRHYUak/view?usp=sharing

2020年10月25日日曜日

レーザー 中部選手権DAY1

 今週はシングルチームを連れて蒲郡に遠征しております。

昨日の初日は10〜18ノットの中〜強風で3レース行われました。

今大会はシニアの選手も多く参加しており、50艇弱のエントリーがあります。津工業からは1年3人。2年3人の合計6名で遠征。

それぞれレースを楽しんでいるようです。

もっと楽しむためには...

練習の成果を100%出し切ること。

そのための準備。

今日も良い風吹いてます!




2020年10月17日土曜日

成長の証

 少しずつ寒さを感じる日も増えてきました。

ヨット界の方では学連(大学ヨット)がいよいよ賑わってきております。
コロナにより、例年とは少し時期も変わってきておりますが、各水域の予選が開催されて全日本インカレの出場校もほぼほぼ出揃ってきました。
本校ヨット部も3年前より大学へ進学者も増え、ついつい気になってしまいます。
というのも自身も学連出身ですが、人生で最も濃い4年間であったと確信しています。
まだ35年しか生きておりませんが。。。
それを裏付けるかのように大会には選手、監督、コーチ、サポートメンバー、応援団や
チアリーダーから家族まで多くの観戦者で溢れ、50年以上昔のOB.OGまで駆けつけます。
全国の予選を勝ち上がった大学から470級72艇、スナイプ級72艇がエントリー。
日本一の大学ヨット部を決める。まさに伝統の一戦と言えます。
会場の緊張感からくる独特の雰囲気は忘れられません。
そのような最高峰の場に津工業OBが参加する可能性が出てきたからには応援に行かない
わけにいきません。
絶対に行きたい。ここのところ密かに計画を練っていました。
例年は全日本レーザーとブッキングするので行けないのですが、日程変更で今年は行ける!

それなのに。。。今年はコロナ対策で応援NG。
残念でなりません。
個人戦だけでも見に行こうかと検討中です。
蒲郡なので海から行こうかなと。。。





それぞれ4回生のために。
チームのためにできることを頑張ってほしいです。
決戦まで残り10日ほど、戦いの地は和歌山です。


先輩に負けずに現役も頑張らねばですね!!

※ウェブバージョンで見ないと動画入りません↓




2020年9月28日月曜日

気付きと行動。

最近、随分と季節がすすみ、朝晩は涼しく感じる日も増えました。

先日行われた東海420、シングルは無事大会を終え、各々感じるところがあり、 今後に向けて良い刺激になったかと思います。

いろいろな課題がありますが、練習ではできていたことができなかった。

という振り返りを聞くことがあります。

なぜ練習通りにできないのか? 練習してきたことが本番で失敗してしまう。忘れてしまう。

要因は様々あると思います。

レース経験が不足している。緊張した。など。

もしかしたら、練習でできていたと感じていた感覚がそうではなかったの かもしれません。

いずれにせよ、練習以上の力は出せない。ということはたしかです。

練習は本番のように。本番は練習のように。

自分たちはどうであったのか?

言葉は簡単に選べますが、根本的な原因に気付くのはなかなか難しいです。

海の上のみならず、学校生活や、私生活、多くの瞬間に気付きと行動が伴ってくると変わってくるのかなと感じます。

2020年9月17日木曜日

今年度初戦!

 ご無沙汰しております。

ヨット部としての遠征を取りやめたJOCからはや1ヶ月が経過しました。

目標としていた大会が次々となくなり、先が見通せない日々が続きましたが、

いつか来るであろうその時のために選手たちはコツコツと練習を積んできました。

そして今週末の4連休後半の月曜日、火曜日にいよいよ大会が開かれます。

開催地は地元の津です。

大会といっても、今の時期、我々もそうですが、代交代して間も無く技術的には

まだまだ。無事ゴールできるのか?!

といったところ。

今ある目標に向かってそれぞれ頑張ってほしいと思います。

コロナウイルスも収束したわけではないので、感染防止対策をしっかりと

行い安全第一で戦いたいと思います。

海の上でも陸の上でもノーインシデント、ノートラブル。

初レースであったり、久しぶりの大会であったりで緊張するかと

思いますが、みんな日頃の頑張りを発揮してほしいと思います!


2020年8月7日金曜日

パート2 言葉にならない。

県大会の話の続きです。

毎日悩みこむ日々を送ってきたことの発端はやはり、コロナ。
インターハイ、国体を奪っていったコロナです。

我々は8月和歌山開催のJOCにエントリーしておりました。
開催発表はちょうど学校も再開されたタイミングであり、学校も部活動も平時を取り戻し始めた頃合いで、目標を失った選手たちに、わずかな光が見えました。
当初は諦めていた選手も、練習を再開すると出場への思いが強くなっていきました。

結果に囚われずこれまで積み上げてきたものを全部出し尽くす。
そういう思いでやってきました。

しかし、またも感染者数の増加。
日を追うごとに悪くなる状況。。。
選手は参加したがっている。
これは間違いなくそうです。どう考えても出場したい。その気持ちは一番知っているつもりです。

苦しい時も楽しい時も知っているだけに、どうしても判断ができず毎日のニュース等で状況を見守ってきました。このことを考えない日は1日たりともありません。

自身が考えうる全てのリスクを伝えた上で保護者と相談してくるよう伝えてきました。
その結果、出場の意志を表明した選手も出場を見送った選手もおります。
どちらの判断も本当に勇気のいる決断であったと思います。

出場することが良いことであるとか、悪いことであるとか。
そういうことではないと思います。

世の中では色々なことが言われておりますし、正直何が正しいのかわからない。

このような状況が2週間近く続いていたのです。
出場か見送りか。見送りに傾きかけたその時に、ついに県からストップがかかりました。
学校として参加を見送ること。
この一言で決着してしまいました。
正直、ホッとした部分もありました。
最近の情勢からしてある程度覚悟していたことでもあります。
しかし、現実的に考えると今年で3度目の「無」でした。
選手には伝えましたが、何を喋ったのか覚えていないくらいまともな説明ができませんでした。

自分も無になってしまうという指導者として未熟さを感じずにはいられませんでした。




2020年8月4日火曜日

パート1 こみ上げるもの。

先週は3年生だけの県大会が行われました。
全員シングルハンドで。
みんな頑張っており、最高の笑顔を見ることができました。
今年の3年生は間の世代と呼ばれ、優秀であった昨年の3年生と比較すると
お世辞でも良いとは言えない。そんな学年でした。

リーダーシップを取ろうとする者がおらず、個人プレー。

自分が楽しければそれで良し。それぞれが我が道をいく。
1年次より上級生に頼りきり、キャプテンもなかなか決まらない始末。

そんな4期生も最後にはしっかりと成長してくれました。
それぞれのカラーがあり、それぞれ良い味を出しています。

後輩たちからの信頼がある。これが何よりの答えではないかと思います。


そしてみんなの笑顔。
当日の写真(300枚近くあります。)は生徒のクラスルームの共有ファイルから
ダウンロードできます。それぞれ最高の場面を切り取ったつもりです。
親御さんはお子さんに直接もらうか、私の方まで連絡いただければお渡しできます。

引退の日は昨年からスタートした追い出し会。予定は20日とのことです。

この話には少し続きがあります。

この話のせいで考えては止め、考えては止め、答えの出ない問題に毎日苦悩の日々を送っておりました。
続く。。。