この週末は県総体でした。
県総体といっても部内戦の要素がほとんどです。
しかしながら、インターハイに向けた予選のスタートとして選手にとっては大変重要な大会です。
おさらいです。
全国への道のりは県総体→東海総体→全国高校総体(インターハイ)と予選が続きます。一般的な高校部活種目は県でNo1のチームがインターハイに出場します。一方でヨット競技は各水域予選を突破する必要があります。津工業高校は東海水域。
インターハイ種目は男子420級、レーザーラジアル級。女子420級、レーザーラジアル級。の4カテゴリーで行われます。
それぞれのカテゴリーについて総体に出場が許される艇数は2艇が上限と決まっています。
つまり全員が水域予選である東海総体には出られないということです。
そこで県総体を東海総体の予選としているわけです。
3年生中心に1、2年も含めて県総体に出場し、二日間で10R行いました。
それなりにハードな二日間でしたが東海総体のスターティングメンバーが決まりました。
色々な思いがあったと思いますが、メンバーに入れなかった選手も多数います。特に今年の3年生は20名もいるわけですから出られない選手が圧倒的に多い。
全ての大会に出られないわけではないですが、大会メンバー少しずつ次の世代にシフトし、1年生指導等サポートにまわります。
負けてしまった3年生は力を出し切れたか?思い残すことはないか?
レースが終わってからほんの少しだけ、走り練習をして、タック練習をして。
最後は雨の中でしたが、みんなやりきって楽しそうに乗っていたのでホッとする部分もありました。ボートから声をかけられる3年生には声をかけてまわりました。
自身が現役の学生の頃、地元で最後の練習をした日のことは今でも忘れていません。
選手の子たちがヨットの上で何を話したのか、何を感じたのかはわかりませんが、何年か後に聞いてみたいと思います。
今大会をもって東海総体中心メンバー10名が決まり、予選までの二週間、必死にやっていかなければいけません。
出られない選手の思いを背負って戦うわけですから、出場するべての選手が全国で戦えるように。一日も無駄にすることなく、夏のインターハイに向けて全力疾走。
あっという間の3年間であること。後輩たちは感じてほしいです。
藤野Cもおっしゃっていましたが、5月なんてあっという間にきてしまいます。
学校では今日も他の部活動で代交代を目にしました。
肩を落とす3年生も目にします。
何年か後に思い出すことも必ずあります。
上で戦っていくということはそれだけ価値のあることだということです。
明日はそれぞれ遠足です。
今日明日としっかり休んで、リフレッシュして明後日から切り替えてスタートです。